多次元世界を探求する

自分の宇宙は自分の中に内在する。意識変容の先は多次元空間が存在していた。8年間内観しずっと自分の奥を掘っていったら、3年前に堰を切ったようにライトランゲージが口から発さられ、さらにその奥の多次元領域にアクセスできる鍵を受け取った。現実と多次元領域の連動を楽しく研究する日々。

鉛筆の記録が深みになる

youtubeなどでデッサンの仕方を教えている人の中には、

最初から白抜きの部分、白黒の濃淡を一回で捉え描き分けている人がいて、

 

これこそ、絶対音感ならぬ、絶対観感?(そんな言葉ないけれど)の持ち主で

天才なのだろうと思う。

 

そうした動画をみれば見るほど、こんな感覚で最初から捉え描けたらどんなに楽しいだろうか、と思ったり(笑)する自分がいる。

 

 

 

デッサン作品4作目。

 

今までで一番難しいエスプレッソメーカー。形取りは、満足するものになったけれど、重たい金属感をどう表すか。

 

いつも通り、このモチーフで一番暗いもの(リボン)、明るいもの(テニスボール)

その間の色合いのもの(エスプレッソメーカー)をバランスよく捉え、重たさ、硬さ、素材感などを一旦無視し(笑)、まずは一度濃淡だけをつける。

 



素人には、これでもういいんじゃない?と思ってしまうが、

 

先生曰く、ここから書き込みが始まるとのこと。

 

 

今まで教わったテクニックを使い、まずは、練りケシ(消しゴム)をゴロゴロさせ、

 

重ねおいた鉛筆の暗さを全部消す。

 

 

明暗をここまでしっかり書き込むのも時間をかけてやったのに、それらを「消す」という作業に躊躇してしまうが、やるしかない。

 

2回目の教室で、この技を教えてもらったけれど、ここからは消して、硬い鉛筆に変えて、画用紙の穴を埋めながら、硬さや柔らかさなどの素材感を表現していく。

 

練り消しで消すと、一気に薄くなるが、鉛筆の記憶はちゃんと紙に残っており、

それらが、重厚感や深み、リアルさを演出してくれる。

 

 

要は、消すと分かっていても、しっかりと鉛筆で明暗をしっかり入れることが重要だという事。

 

 

面白いなと改めて。

 

鉛筆の記録が深みとなる。

 

人生もそうだな、と改めて。

 

本で誰かの経験は読め、疑似体験もできる。

だけど、しっかり自分の体験として刻み、一旦真っ黒になったとして

そこから消して書き換えをしても、過去の記録は厚みや重厚感、奥深さとして絵を支える。

 

真っ黒にすることも、一旦後退したと錯覚しながらも消してしまうことも、

 

どれも無駄ではない。

 

 

1枚目は、消しゴムで消す前のもの。

 

 

 

2枚目は、消しゴムで消した後、硬い鉛筆で書きこんだもの。

 

 

 

この1枚の変化に2時間要している(笑)

 

 

1枚目のまま終わらなくて良かった。洗練されたし、しっかり重み・深み、素材感の違いが感じられる。

 

 

書き込みはもっとやればやれるのだろうけれど、今回はこのあたりで完成ということで、来週からは5作品目に入る。

 

 

次は何のモチーフを書こうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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