昨日は息子の中学校の三者面談。
私の高校受験の時とは違い、
今は受験時の内申点の重きや学校や地域によっても評価査定の仕組みが違うようで、
先生に質問し、詳細を教えて頂くと、
勉強(暗記)ではどうもならない、「思考判断表現」という物差しがあり、
家に戻り夫が在宅勤務で家にいるので、一緒に「思考判断表現」とは何を指すのか、
具体的に試験ではどういう問題イメージで、どう答えるとどういう評価になるのかを
検索し、問題集があったので、夫が問題を読み上げてくれて、私が答えるのだが
間違う間違う(笑)。
なかには、問題を聞いて「知らねーし(怒)」とか反射で言っちゃうレベル。
この時代に生まれんでよかったと思う一方で、
暗記だけでそれなりに大学行って、社会人になって、超苦労した自分の経験を振り返ると、こうした思考力、判断力、情報整理力、意図を読み取る力などを鍛えることを中学生からやれることは良いことだなと思いました。
息子は只今絶賛文房具にはまっていて、ADHD気質が爆発し、特にシャープペンシルに至っては世界中のメーカーや製品、最新モデルや、各種ペンの特徴などよくそんなに覚えられるなぁと感心するほど、彼の文房具情報の引き出しが深化していて、
その文房具から勉強することに自然とドライブがかかり、何も親が言うわけではなく
勉強熱が上がっている。
そんな息子が内申点や評価方法、まだ1年生だけど、受験したい学校の特徴や大学進学率などを聞いてくるので、一緒になって調べる日々。
そんな感じで、昨日三者面談で、神奈川県の最終内申点の出し方や、各学校の専門コースでも算出方法が違うなど教えてもらい、
冒頭の「思考判断表現」までたどり着く。
三者面談後息子は部活動に出て、私だけ家に帰る、夫とおやつタイムをとりながら話していると、
自分が社会人になってはじめてこの思考判断表現の領域が身についてきて、
当初はその力が皆無だったから本当に苦労したという話をしたら、
夫から、
「何だかそれが十分できている風に話すね(笑)」
という一言に、カチン(怒)!
夫は科学者でもあり、論理力や理解力、記憶力は私が過去観てきた人の中でも
できる人だと思うけれど、
いつも優しい夫の口から、そんな言葉が出て、
「馬鹿にされた!」という感情がこみ上げる。
いつものように「クソ馬鹿野郎!(怒)」を10回夫に向かって言って、
この感情を一旦吐き出させてもらう。
夫は毎日元気だね~と笑いながら仕事に戻っていった。
夫がいなくなって、落ち着かないこのモヤモヤを掘ってみようと、
白湯をお供にダイニングテーブルに座り、深呼吸。
「思考判断表現の領域くらい、大人になってたら分かってなきゃ」
「思考判断表現の領域ができるできない」が、スマートに生きれるか否かの境目
「分かってない領域がある、知らない領域がある=まだまだだ=劣っている」
「いろんなことを知っていなきゃいけない」
言いながら、笑えてきて、
自分が言ったことに、「そんなわけねーだろ」とひとり突っ込み。
どんどん枠が見えてきて、さっきまでの怒りがしゅーと消えていきました。
そして改めて、もちろんあるならあるに越したことないけれど、
その能力があるないで人間の価値なんて決まらない。
何なら、そんなことを考えなくて良い幸せな平和な環境に身を置ける方が
私は断然いい(本音)。
そうした能力って、深いところでは、その人がやりたいことや人生に必要だから
それを身に着かせたり、そういうものにフォーカスを向かせたりするものであって、
人それぞれ、やりたいことも人生も違うんだから一つの指標(枠)で
判断、評価するのって、また絡まっちまうな。
ってなところまでいくと、さっきまで息子が帰ってきたら、
ちゃんと説明して取り組むようにいわなきゃな~と思っていたのが
やりたかったらやったらいいんじゃねーくらい緩まり、
さっきまで夫に自分の能力を否定されていたと思っていたのに、
夫ちゃんはその能力が必要なんだろうから頑張れ~と人を応援するくらいに(笑)
「思考判断表現」の領域を鍛える問題集があるので、買って、息子とのコミュニケーションの一つとして、エンタメ(ゲームのRPGのような感覚で)として、一緒に問題を解くのもありだな、と思えてきたり。
ここにきて、そんな枠組み持っているなんて思っても見なかったけれど、
あるからこんなに反応するんだろう。
夫様、いつもありがとうございます。