自分の幸せに対する感度が高くなると、
何か特別なことがなくても満たされている、
豊かだなと感じます。
夕食後のシンクから溢れそうな汚れた食器を洗う時だって、
朝早起きして眠たい目をこすりながら夫のためにお弁当を作るときだって
時間をかけて作った食事が意外と美味しくなかったときだって
息子との会話で、キー―――(怒)!!となっているときだって
ぎゃーーとなりながらも意外と近くで愛おしく見ている私がいる。
結局すべて、愛おしさや満たされている空間の中で、
いろんな経験ができている喜び。
私の幸せがたくさん詰まっている目の前の現実。
昔と比べて、
生活が華やかになったわけではないし
忙しなさは変わらない。
たまに、ザワザワすることも起きる。
だけど、
昔と比べて、
そこには、一切の危機感も不足感も
恐れもない。
その違いは他人には見えないだろうけれど、
私の中では天と地ほど違う。
もう気づいてしまったので過去には戻れない。
生活の中にはこんなにも豊かな経験と喜びがあるのかと。
毎回思う、本当に人生は灯台下暗し(笑)。
足元にずっとあったんだ、しかもこんなにあったんだと。